概要: †
IoT Pizza作りハッカソン in Aizu https://www.evensi.jp/iot-pizza%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%AB%E3%82%BD%E3%83%B3-in-aizu/191390183
イベント内容 †
- Raspbery Piで制御するモバイル石窯DELiveを用い、ピザを焼くハッカソン。
- DELiveの組立、制御回路の作成、ソフトウェアの作成、ピザの作成をチームごとに別れそれぞれ開発を行なう。
- DELiveは2台で構成、そのうちの1台の動力源として、電気自動車を用い、可能性を探る。
- 会津大学IT起業家育成事業の一環として開催
予定: †
午前中 †
- 電子回路作成。
- 既存のオーブンレンジを用い、ピザを焼く。
12時〜15時 †
- 石窯試運転にこぎつける
- 試し焼きを行う。
- それ以前と以後とで焼き加減の比較ができる。
15時~ †
- 石窯に触媒取付
- プログラムを工夫しておいしく焼くやり方を追求する。
実際のスケジュール: †
午前中〜14時 †
- 電子回路、RASPBERRYHABU作成。
- レシピ検討、食材を調達
- 既存のオーブンレンジを用い、ピザを焼く。
- ソフトウェア環境の構築
- 石窯基本部分組立
14時〜15時 †
- 石窯試運転にこぎつける
- 余熱
- 試し焼きを行う。
- 温度測定ソフトの作成
- 石窯
- リレー回路作成
15時~18時 †
- 温度測定回路作成
- 触媒は、既存の部品を使って取付
- プログラムを工夫しておいしく焼くやり方を追求する。
18時〜 †
- 温度測定回路間に合わず、リレー回路を接続
- 動作確認
成果 †
ハード・石窯チーム †
完了:
- フィッシュロースター分解
- ヒートコア(ヒーター部分)作成
- 配線
- 全体組立
- クックステージ作成
- 試し焼き
残る作業:
- 触媒の工作
- コントローラ繋いだ状態での調理
ハード・回路チーム †
完了:
- RaspberryHabu?(RaspberryPi?拡張IOボード)作成
- RaspberryHabu?の大容量リレーへの改造作業
- RaspberryHabu?電源のRaspberry Pi 3対応改造作業
- コントローラー(制御盤)作成
- (Raspberry Pi 焼損トラブルシューティング)
- リレー動作テスト
- コントローラーを石窯に取付(1台分)
残る作業:
- コントローラーを石窯に取付(残り1台分)
- RaspberryTC(温度測定基板)作成
ソフトチーム †
完了:
- Raspberry Pi インストール作業
- ネットワーク構築
- Raspberry Pi へのログイン
- Raspberry Pi 初期設定
- GPIO操作テスト
- Pythonライブラリインストール
- ADコンバータとの通信
- 電圧測定→室内温度への変換プログラム作成
- 熱電対の値を取得→窯内温度の取得
- 石窯に取り付けた状態でのリレーの動作テスト
残る作業:
- 石窯に取り付けた状態での温度測定
- 石窯制御
- レシピに応じた調理プログラム作成
- センサーより取得した値より新しい知見を発掘
レシピチーム †
完了:
- 既存のオーブンでの試し焼き
- レシピ検討
- ピザ作成
- (子供が自分で作ってみる)
- 石窯で焼いてみる
残る作業:
- 既存オーブンと石窯の比較(エビデンスとして残す)
- レシピの評価(エビデンスとして残す)
- 調理プログラムへのフィードバック
イベントを振り返って †
良かったところ: †
- おいしいピザを食べることができた
- 家族参加で楽しめた
- 子供が遊べた
- 参加者各位がそれぞれ役割分担があった
- おいしいピザを食べることができた:
- 何よりも、各位の成果として味の良いピザができ、みんながそれを食べることができたというのが何よりも充実感につながった
- 家族参加で楽しめた
- ハッカソンというとエンジニア勢がわきめもふらず、というイメージがあるがご夫妻での参加で奥様方がレシピに張り切っていただいたり、子供もピザを作って楽しんだりできたという貴重なイベントだった
- 子供が遊べた
- 子供の参加が10人ほどあった。イベントスペースに靴を脱いで上がる場所があり、そこで持参したおもちゃなどを展開し、子どもたちが思う存分遊んだ。子供達はかなり楽しかったようで強い思い出に残ったようだ。遊ぶ以外にも、子供の一人はハッカソンに直接関連している内容ではないが会場にてRaspberryPi?での研究ネタの発表を行った。なお、スタッフのお一人がほぼずっと子供相手に張り付いていただいて、大変労力をかけていただいたのは察するに余りあります。
- 参加者各位がそれぞれ役割分担があった
- 学生は主にソフトやハードを行い、エンジニアリングがそう強くない方は石窯作成やレシピハックを行っていただいた。それぞれピザのスキルの高い方や興味にうまく合致して、一様に活躍していただいたのが印象的だった。
問題点 †
- 工具の用意が不十分
- 食材の用意が食い違っていた
- おやつピザ、パイの作成まで叶わなかった
- はんだづけに時間がかかった
- 発表タイムが欲しかった
- 事前に顔出し許可をとっておく必要があった
- ホワイトボードが欲しかった
- 告知が不明
- 電気自動車の活用が不透明だった
- 終了が遅くなった
- 工具の用意が不十分
- 工具が不足し、急ぎ買いに走る局面があった。開催場所においての設備の確認、工具について事前調整が不十分だった。
- 食材の用意が食い違っていた
- オープンフォースとその他の参加者それぞれでピザ生地などを用意し、結果余ったりした。食材の用意について事前共有が不十分だった。
- おやつピザ、パイの作成まで叶わなかった
- 材料として用意しており、時間があったにもかかわらず十分活用できなかった。スタッフの手が回らなかったことが悔やまれる。
- はんだづけに時間がかかった
- 午前中のみで完了する予定だった回路作成が、最後まで完了できなかった。はんだづけについてはスキルの差がかなり時間の差に現れるので、はんだづけが未了でも進められるようなカリキュラムの工夫が必要だった。
- 発表タイムが欲しかった
- 最後にハッカソンの成果発表をとりたかった。今回は単に時間が不足だっただけではなく、最後に発表するという意識が無かった。最初に発表するという意識合わせがあったら資料を途中経過の中で作成できていた。最後の発表は必ず行うようにしたい。
- 事前に顔出し許可をとっておく必要があった
- 貴重な写真や動画が撮影出来たが、顔出し許可を事前に撮ってなかったため二次利用できるものがかなり限られた。事後に顔出し許可を取るのは実質不可能なため、事前に許可を取るのを忘れないようにしたい。
- ホワイトボードが欲しかった
- 今回ホワイトボードを2つ用意していただいたが4班にわかれたため、それぞれ1班に最低1つは必要となる。またプロジェクターの投影もホワイトボードを使ったため更に不足した。
- 告知が不明
- 今回のイベントサイトを把握したのがかなり遅いタイミングだった。また、参加者がある程度に限定か、一般公募かも把握していなかったため事前告知が不満であった
- 電気自動車の活用が不透明だった
- 今回電気自動車を使って石窯を駆動し、特筆すべき結果が出せたが事前に内容をもっとPR,各所や参加者へ連携や周知を行うべきであった
- 終了が遅くなった
- 主に回路の作成に手間取り、終了予定時刻を大幅に過ぎた19時過ぎまで時間をかけてしまいました。時間については枠内で一旦締めることができるように工夫や努力をしていきたい。
今後の発展に向けて †
やり残したことも多々あり、それのフォローアップも含め12/27,28に奥会津でハッカソンを行う予定です。泊まり込みということもあり、新たな展開が期待できます。
「IoT Pizza作りハッカソン Vol.2 in 南会津」
https://www.facebook.com/events/1821794198110142/